ファイルがバックアップ時スキップされ、Volume Shadow Copyに関するエラーが出力された

フォローする

【はじめに】
Windows XPにて使えるクラウドバックアップをご利用頂いている場合

Windows XP SP2はマイクロソフトによるサポートが終了しておりますので、SP3を入手し、インストールしてください。


【症状】
バックアップのタスクが失敗し、ファイルがスキップされ、ログを見ると、下記のようなエラーが出力される。

システムのVolume Shadow Copyを作成できません。Volume Shadow Copyがシステム上で有効になっていません

上記のエラー後に続く文言により対処方法が異なります。

《Cannot start VSS on computer:》
または
《コンピュータ ‘.’ でサービス ‘VSS’ を開始できません》
かつ、最後に 《サービス インスタンスは既に実行されています》 の表示がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ログの例

システムのVolume Shadow Copyを作成できません。Volume Shadow Copyがシステム上で有効になっていません。 コンピュータ ‘.’ でサービス ‘VSS’ を開始できません。 Stack trace: 場所 System.ServiceProcess.ServiceController.Start(String[] args) 場所 System.ServiceProcess.ServiceController.Start() 場所 VSSHelperWrapper.VSSClient.StartVssService() 場所 BackupAgent.Common.BackupEngine.CreateVssSnapshot(ScheduleTask task, Boolean incremental, BackuperStateStatus originalStatus, VSSClient& vssclient, Boolean& vsserror) Inner Exception: サービス インスタンスは既に実行されています。 Stack trace :

 


【対策】

使えるクラウドバックアップでは、バックアップタスクの起動時に、都度、Volume Shadow Copyサービスを起動しています。
既に起動しているサービスを起動しようとしているため、メッセージが表示されています。
ログにてスキップされているファイルがない場合は、特に対応は必要ありません。

《VSS_E_WRITER_INFRASTRUCTURE:》
の表示がある場合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ログの例

システムのVolume Shadow Copyを作成できません。Volume Shadow Copyがシステム上で有効になっていません。 VSS_UNKNOWN HRESULT:8000ffff Stack trace: 場所 VSSHelperWrapper.VSSClient.CreateVssVolume(ArrayList
volumes) 場所 BackupAgent.Common.BackupEngine.CreateVssSnapshot(ScheduleTask task, Boolean incremental,
BackuperStateStatus originalStatus, VSSClient& vssclient, Boolean& vsserror) Inner Exception: VSS_UNKNOWN
HRESULT:8000ffff Stack trace: 場所 VSSHelperWrapper.VSSClient.CreateVssVolume(ArrayList volumes )


【対策】

Volume Shadow Copyサービスが起動しているか確認してください。

確認方法は こちら をご参照ください。

サービスがすでに起動しているにも関わらず、VSSのエラーが出る場合は windowsマシン(特にXP)におけるVolume Shadow Copy のサービスは不安定で、クラッシュすることが多々あります。

クラッシュすることにより、VSSエラーが出てしまうことがございますので、該当のサービスのステータスが起動している場合は、 ご利用のマシンを一度再起動し、サービスの状態を正常にし、再度バックアップタスクの実行をお試しください。

なお、こちらのサービスの起動に失敗し、タスクが失敗することにより、バックアップが全く行われない、ということはございません。

他のプロセスが使用中のファイルはスキップされますが、他のファイルは正常にバックアップが行われます。

 

0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています

コメント

0件のコメント

記事コメントは受け付けていません。