Jelasticのサービスにかかる料金設定のプロセスに関する情報を掲載しています。
まずはじめに、クラウドレットやストレージの増設、グローバルIP(v4)およびSSLの使用は有料です。
Jelasticは
「クラウドレット」
でリソース容量を測定しています。
クラウドレット
1つの容量はおよそ128MB RAMおよび200Mhz CPUコアに相当します。
動作期間に消費されたクラウドレットの最大数に応じて1時間ごとに課金されます。
「ストレージ」
とは消費されたディスクスペースの容量です。ストレージ1つの容量は1GBに相当します。
動作期間に消費されたクラウドレットの最大数に応じて1時間ごとに課金されます。
「グローバルIP(v4)」
とは、クラスター外で使用できる外部IPアドレスです。
料金はグローバルIP(v4)のご利用にあたり、1時間ごとに課金されます。
「SSL」
とは、クライアントとJelasticの環境間の安全な接続を確立するプロトコルです。
料金はSSLのご利用にあたり、1時間ごとに課金されます。
クラウドレットおよびストレージ、1時間あたりのグローバルIP(v4)およびSSLの利用に対する「料金設定」はホストサーバごとに定められています。
※クラウドレットやストレージの使用数、使用時間は切り上げられます。
例を使って料金の計算手順をご紹介致します。
1・ RECを3つ (Tomcatなど)、 バランサ(nginx)、データベースを1つ(MariaDBなど)で環境を作成したと仮定しましょう。
2・ 作成した環境に含まれるコンテナはすべてリストに表示されます。
「使用量」の欄では、この一時間に消費されたストレージとクラウドレットの数が、環境全体またはコンポーネント別に確認できます。
3・ 「使用量」欄の1つめの数字は、この一時間に消費されたストレージの数を表しています。
さらに、「統計データ」ではコンテナ別のHDDの容量を確認することができます。
さきほどの例では、各コンテナはストレージを1つずつ消費しています。
従って、環境全体では5つのストレージを使用していることになります。
4・ 「使用量」欄の2つめの数字は、クラウドレットの数を表しています。
ここで示される「5」という数字は現在使用されているクラウドレットの数を表し、次の「50」という数字は使用可能なクラウドレットの最大数を表しています。
5・ 最初に述べているように、クラウドレットおよびストレージの使用料金はホストサーバごとに定められています。
この料金に関する情報は、ダッシュボード(「クオータ」および「料金設定」)で確認することができます。
6・ この一時間に消費したクラウドレットの使用料金を算出するには、使用中のクラウドレットの数に
クラウドレット1つあたりの使用料金を掛けて計算してください。
さきほどの例では、以下のようになります。
使用クラウドレット数 5 ×1円 (税抜)= 5円
1ヶ月あたりの料金を算出したい場合には、1時間あたりのクラウドレット使用数に、クラウドレット1つあたりの料金×24時間分×30日を掛けて計算してください。
お使いの環境が1時間あたり5つのクラウドレットを使用している場合、1ヶ月あたりの料金は以下のようになります。
(使用クラウドレット数 5 × 1円(税抜)) × 24時間 × 30日 = 3,600円
また、使用できるクラウドレットの最大数にかかる1ヶ月あたりの料金を計算することもできます。
この計算では、使用できるクラウドレットの最大数に、クラウドレット1つあたりの料金×24時間分×30日を掛けるだけです。
さきほどの例では、以下のようになります。
(使用できるクラウドレットの最大数 50 × 1円(税抜)) × 24時間 × 30日 = 36,000円
7・ ストレージの消費量に関しても、計算方法は同様です。
例に用いた環境における一時間あたりのストレージの使用料金は、以下のようになります。
使用しているストレージ数 5 × 0.02円(税抜) = 0,1円
この例の場合、1ヶ月あたりのストレージの消費量にかかる最低料金は、以下のようになります。
(使用ストレージ数 5 × 0.02円) × 24時間 × 30日 = 72円
8・ 必要に応じて「グローバルIPv4」を「オン」に切り替えることができます。料金は外部IPの利用にあたり、1時間ごとに課金されます。
1時間あたりの料金はホストサーバによって定められています。
Mavenを除いて、コンテナのタイプ別に「グローバルIPv4」の切り替えを行うことができます。
例に用いた環境では、Tomcat、nginx、およびMariaDBの外部IPを「オン」にすることができます。
従ってこの場合、3つのグローバルIPについて、1時間ごとに支払いが生じます。
例えば、外部IPの1時間あたりの利用料金が0.7ドルである場合、この金額に、
有効にしたグローバルIPv4の数×24時間分×30日を掛けることで、1ヶ月分の料金が計算できます。
例で用いた環境で計算すると、以下のようになります。
(0.7円(税抜) × 3) × 24時間 × 30 日 = 1,512円
9・ また、「SSL」を「オン」に切り替える必要がある場合には、料金はSSLの利用にあたり、1時間ごとに課金されます。
1時間あたりの料金はホストサーバによって定められています。
1ヶ月あたりの料金を計算するには、1時間あたりの金額に24時間分×30日を掛けて計算してください。
例えば、SSLの利用料金が1時間あたり2円である場合、以下のようになります。
2円 × 24時間 × 30 日 =432円
10・ お使いの環境およびホストサーバごとに料金を計算するには、ダッシュボードの「クオータ」および「料金設定」をご覧ください。
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